
口腔乾燥症とは
口腔乾燥症は、様々な原因によって唾液の分泌量が低下し口腔内が乾く症状です。下の図で「口が渇く」「口がネバネバ、ベタベタ」のような口腔乾燥と直結するものだけでなく、舌痛、味覚異常、カンジダ症、摂食嚥下障害なども関連していることが分かります。

当科での口腔乾燥症の評価と検査法を示します(下記)。 自覚的口腔乾燥度の評価には、VAS(Visual analog scale)を用います。客観的口腔乾燥については口腔内を観察し4段階(柿木分類を用いて)で評価します。唾液分泌量については、当科ではガムテストを用いて10分間ガムを噛んだ時の刺激時唾液量を測定しています。


治療方法について
・口腔保湿剤の使用・唾液線マッサージ
・シェーグレン症候群の場合は内服薬の投与
・ガム刺激療法
など、原因に応じて治療を行っています。