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Content of medical treatment

診療内容

-診療内容05

摂食嚥下リハビリテーション

私たち口腔外科では、口腔がんの治療を行っています。手術でがんを切除した後、欠損が大きい場合は体の他の部位から組織を移植して再建することもあります。必要に応じて手術の後に化学療法や放射線治療を行うこともあります。口腔がんの治療はそこで終わりではありません。患者さんは、術後も再発や転移の不安、審美的障害、嚥下障害や構音障害などの日常生活の不便さとともに生活していくことになります。私たちは、がん治療によって障害される摂食ならびに嚥下という口腔の重要な機能と患者さんの抱く不安を多職種で共有し、より良いリハビリテーションを目指しています。これは、口腔の構造や機能を熟知している歯科医師の使命と考えています。
 摂食嚥下リハビリテーションは、治療前の嚥下機能を評価し、手術などの治療によって引き起こされる障害を予測して、治療前から個別に対応して開始します。歯科診療センターの義歯科や高齢者歯科など、他科と連携して失った骨も再現した顎義歯の作成も行います。術後に変化する口腔の状態に応じて安定した顎義歯が装着できるよう、手術により口腔の形態を修正することもあります。構音についてはリハビリテーション科と連携し、言語療法士による評価·訓練を積極的に行っています。退院後も、嚥下機能リハビリテーションを継続し、適切な食形態や食事方法についても患者さんやご家族とともに考えていきます。がんを取り除くだけでは終わらないのが口腔がん治療における摂食嚥下リハビリテーションです。

手術

01.口腔がん02.顎骨良性腫瘍03.顎変形症04.口蓋裂05.摂食嚥下リハビリテーション