北海道大学歯学院のポリシーPolicy - Graduate school of dental medicine -
歯学院アドミッション・ポリシー
大学院の理念・教育目標
北海道大学大学院歯学院は歯学及び口腔保健医療の発展のため、最新の歯学の学問分野及び研究領域に対応し、かつ歯学に関する教育研究の進歩を担いうる研究者及び教育者の養成並びに専門分野における高度な知識及び歯科医療技術を有する高度専門職業人の育成を行っている。
求める学生像
両コースともに本学院入学前に、歯学部卒業レベルの歯学や歯科医療に関する専門的な知識と技術を身につけておくことが期待される。
基盤系口腔医学コース
学内外を問わず、また歯科医師免許の有無にかかわらず、歯学・生命科学の領域で研究・教育を展開する意欲の高い学生
先端臨床系口腔医学コース
専門分野における高度な知識と歯科医療技術を身に付けると同時に研究マインドも育て、高度化・専門化する歯科医療に対する社会の要求に応える意欲の高い学生
入学者選抜の基本方針
博士課程(一般入試・社会人入試・外国人留学生入試)
博士課程入学試験では、英語の筆記試験と、専門に関する口頭試問と研究能力及び研究課題に取り組む意欲を評価する面接により入学者を選抜する。特に英語の筆記試験と、専門に関する口頭試問を重視して選抜することとする。
歯学院カリキュラム・ポリシー
大学院歯学院では、学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)で掲げる人材を育成するため、歯学・口腔医学ならびに生命科学とその学際研究領域に関しての高度先端的研究を行い、新たな学術的基盤を構築する基盤系口腔医学コースに加えて、臨床系専門分野における高度な知識と歯科医療技術を教授するとともに、高い倫理観と研究マインドを醸成する先端臨床系口腔医学コース、さらに社会人特別選抜制度を実施しており、これらに柔軟に対応できるカリキュラムを設定しています。また、全ての研究において共通の基盤となる授業科目を開講するとともに、各専攻分野の専門的内容に関する研究手法、実験手技、データ解析法、論文執筆法を修得できるように教育課程を編成・実施します。さらに、英語による講義の実施、諸外国の研究者との共同研究ならびに留学制度の充実を推進し、国際的、学際的な研究および歯科医療活動に従事できる人材を育成します。
上記の学修成果は以下の方針に基づき、厳正に評価します。
Ⅰ 成績評価の基準
- 成績評価にあたっては、本学院の学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)に掲げる学位授与水準を踏まえ、授業科目ごとに「到達目標」を設定し、履修者の学修成果の達成度に応じて行うこととする。
- 本専攻における授業科目では成績分布の目安は示さない。
- 成績評価については、「秀」「優」「良」「可」及び「不可」の5種とし、「秀」「優」「良」「可」を合格とする。なお、授業を実習で行う科目においては、「合・否」で成績評価を行うことができることとする。
- 授業科目ごとに適切な「到達目標」が設定されていることと、それに基づく成績評価の結果を学期ごとに教務委員会で検証し、結果を教授会に報告するとともに、必要に応じて担当教員に「到達目標」の再検討を依頼する。
Ⅱ 成績評価の方法
- 成績評価は、試験結果、レポート評価、成果発表(プレゼンテーション)、学修態度等により行う。
- 授業への出欠状況を単に点数化し評価に用いることはできない。
- 具体的な評価方法は、授業担当教員が定める。
歯学院ディプロマ・ポリシー
歯学院では、本学の4つの基本理念(フロンティア精神、国際性の涵養、全人教育、実学の重視)のもと、歯学及び口腔保健医療の発展のため、最新の歯学の学問分野及び専門領域に対応し、かつ、歯学に関する教育研究の進歩を担いうる研究者及び教育者の育成、並びに専門分野における高度な知識及び歯科医療技術を有する高度専門職業人の育成を図ることを目標としています。歯学院では、所定の単位を修得し、かつ、必要な研究指導を受けた上で、本学院が行う学位審査に合格した以下の授与基準を満たす者に対して、博士の学位を授与します。
- 研究計画の作成、実験の遂行、得られたデータの解析能力及びそれに基づく 論理的思考を行う能力を有している。
- 歯学及び関連領域の発展に貢献しうる論文を執筆し、学術雑誌への掲載まで成し遂げる能力を有している。
- 歯科医療に携わっていく者においては、専門分野における高度な知識及び歯科医療技術を有する高度専門職業人として、先駆的医療の発展に貢献しうる能力を有している。
- 歯学・口腔医学、生命科学及び関連領域における専門的知識と技能を、倫理観と責任感をもって生涯継続して研鑽・省察する意欲を有している。
歯学院アセスメント・ポリシー
目的
- 歯学院では「北海道大学アセスメント・ポリシー」に基づき,学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)で示された教育目標への到達度を高めるために教学アセスメントを実施する。
実施体制
- 歯学院の教学アセスメント実施責任者は,学院長とする。
- 歯学院の教学アセスメントは,教務委員会と協力して実施する。
実施及び分析
- 歯学院の教学アセスメントは,別に定めるアセスメント・チェックリストにより実施する。
- 評価結果を参考とした教育改革の内容は,積極的に公表する。
- 教学データの取り扱いについては,本学の関係規程等を遵守し,個人情報等の保護につとめる。