歯周病学

この教室に関連するワード

  • 歯周病
  • 歯周組織再生治療
  • 歯周医学

当教室では、歯周疾患に関する基礎研究から臨床研究に至るまで、幅広い分野にわたり研究活動を展開しています。

失われた歯周組織の再生を目指す研究では、bFGF(塩基性線維芽細胞増殖因子)やBMP(骨形成タンパク)などの成長因子を組み込んだ新規足場材料(スキャフォールド)を用いたin vitro 実験により、それらの再生誘導能を評価しています。また、ラットおよびイヌの骨欠損モデルを用いたin vivo 実験においても、成長因子および足場材料の歯周組織再生効果を多角的に解析しています。さらに、超微弱高周波電流を応用した歯周組織再生法についても動物実験で検討し、良好な再生効果を確認しています。歯周病と類似した病態を呈するセメント質剥離破折に対しては、臨床研究を通じて最適な治療法の開発に取り組んでいます。

加えて、口腔-全身連関の分子メカニズム解明に向けた基盤研究・臨床研究も推進しています。歯周炎モデルマウスなどの各種疾患モデル動物を用い、歯周病が消化器疾患や呼吸器疾患に及ぼす影響とその分子機序の解明に取り組んでいます。また、歯周組織を構成する歯肉上皮細胞によるバリア機能の制御メカニズムや、免疫細胞による炎症制御機構にも着目し、歯周病の予防および治療法への応用を目指しています。

当教室では、大学院生の自主性と多様な価値観を尊重しつつ、研究テーマの選定やエフォート調整を支援し、充実した大学院生活の環境整備に努めています。既存の研究テーマにとどまらず、新たな発想に基づく独自研究への挑戦も積極的に支援し、フレキシブルな研究環境の中で次世代の歯周病学研究者の育成を目指しています。

担当教員

高橋 直紀