難治性歯内・歯周疾患治療学分野・講座

この教室に関連するワード

  • 難治性歯内疾患
  • 難治性歯周疾患
  • 歯根破折
  • Hopeless Teeth

当分野では難治性歯内疾患、難治性歯周疾患、歯根破折歯などに関する基礎および臨床研究により、保存不可能な歯の新たな治療法を社会実装につなげている。

1.歯内疾患
通法の治療では手術や抜歯が必要とされている根尖性歯周炎に、高周波電流や接着性根管充填材を持ちることで成功率を数%から70%程度まで引き上げることに成功している。

2.歯周疾患
ブラッシングが難しい部位や患者さんに対して歯周病を改善させるために、様々な薬剤やプロバイオティクスの研究を行っている。また、失われた歯周組織を再生させるために、成長因子や細胞の足場、超微弱電流を用いる方法など、多方面からの研究、治療を行っている。

3.歯根破折
垂直歯根破折は抜歯が世界的なスタンダードとされている中で、治療法の改良を続けて成功率を着々と高め、世界トップクラスの臨床成績を収めている。セメント質剥離破折も診断技術の向上と治療法の検討により、多くの歯の救済に成功している。

当教室は寄附分野であり、大学院生の募集は行っていないため、歯科保存学教室や歯周病学教室をはじめ、研究内容に応じて他の講座に所属して共同で研究を行うことになる。

担当教員

菅谷 勉