
(写真は大学院1年目の6月、バンクーバーでの国際学会の様子。口演での発表でしたが、多くのご指導のもと楽しんで参加できました。)
北海道大学歯学部50期卒業で、現在大学院2年目の田辺桐吾と申します。
私は卒後に口腔内科での1年間の臨床研修を修了し、大学院へ進学しました。
元々歯科心身症などの口腔内科疾患に興味がありこの医局に入りました。入局して以降は口腔内科のみならず、抜歯を中心とした口腔外科処置に関しても多くの指導をいただいております。
当科の一員となり、2年以上が経過しましたが、私が思うこの医局の良さは、ずばり「挑戦へのハードルが”良い意味で”低い事」だと思います。
私は大学院1年目の頃から、学会発表や論文作成などの貴重な機会を頂き、研究費の申請・獲得の経験もさせて頂きました。
いずれも私にとっては初めての経験ばかりでしたが、上級医の先生方の「まずはやってみよう・書いてみよう」という温かい後押しと丁寧な指導のもと、卒後2年程ですが多くの挑戦をして、いくつかの成果を出すことが出来ました。
臨床はもちろんのこと、研究の分野においても卒後の早い時期から自分で手を動かして、考えて、結果を出す、というのは大学だからこそ出来た経験だと思っています。
現状に満足せず、今後もこの医局で臨床・研究ともに楽しみながら頑張っていこうと思います。
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○受賞歴
・第49回日本口腔外科学会 北日本支部学術集会新人賞受賞
『北海道大学病院口腔内科における放射線性顎骨壊死の背景』
○国際学会発表
・ICOMS 2023 Vancouver
『Clinical study of a novel double-flap closure technique for oroantral fistula
using the hinge flap and palatal island flap 』
○筆頭論文
・JOMSMP(36巻4号)
『Palatal island flap with or without hinge flap for closure of oroantral or oronasal fistula: a technical note』
○研究費
・令和5年度 第29回 伊藤医薬学術交流財団 助成金
『口腔上顎洞瘻孔に対する口蓋の二重弁閉鎖法』
・2023.2024年度研究助成「次世代若手臨床研究推進プロジェクト」
『口腔灼熱症候群の新規疼痛評価系の確立と包括的治療法の開発(他施設共同研究)』