どこへ行けばいいの?迷っている患者さん、若手歯科医師の方々へ / 加島 裕基

私は2023年9月に千歳市で歯科医院を開業しました。今年度で歯科医師15年目です。
研修医、大学院、関連病院での修行にて10年以上、「歯科医師人生の2/3以上」この口腔診断内科学教室でお世話になりました。
今は環境も立場も変わりましたが、それでもこの教室で積んだ経験が今を強く支えてくれていると常々感じております。

<入局や進路に迷う若手歯科医師の皆さんへ>

 若手歯科医師の皆さんには様々な想いが渦巻いていると思います。賽を振る時が訪れ人生の岐路に佇み当教室のページにたどり着いた方もいらっしゃるでしょう。
「専門スキルを習得したい」「全身医学にも精通したひと味違う歯科医師になりたい」なんて思い、でも一方で「一般歯科はもう諦める?」「専門分野に入ると選択肢が限られる?」なんて不安や恐怖も感じたり?
 大丈夫です、皆さんが抱える不安の大半は幻です。一般歯科ができない?私自身が生き証人です。今やタービン持たない日はありません。外科・内科の専門医として大活躍中の先生がたくさんいらっしゃいます。自分の道は選べるし、欲張っていいのです。そのための大事な根っこ、力をこの教室は育ててくれます。最初の3~5年で歯科医師人生が決まるといわれています。目の前の楽しみや果実に溺れる夜もいいけれど、もう少し先の未来にある、もっと素敵で濃厚で味わい深い果実を手に入れてみませんか?
 

<患者さん、一般の方々へ>

 今もなお時代は大きく揺れ動き、ひと昔前の「当たり前」はことごとく崩れ去りつつあります。歯科医療に関してもそうです。歯科医学は大きく進化し、単にお口の中だけを見て目先の虫歯を治すだけの時代は終焉しました。
私がこれまでに口腔診断内科学教室で学んだことの一つに「全身を診る」ということがあります。「その患者さんの全身の状態、病気のことをしっかりと把握した上でお口の中を診て、適切な歯科治療をしましょう」ということですが、この姿勢、スキルは患者さんが安心して、満足のいく歯科治療を受ける上で欠かせないものです。しかし全国的にはそのような医師も、医師を育成できる場所も全然足りていない、と言われています。
当教室はこの「全身を診る」ことを重要な柱の一つとした珍しい場所で、私もかつてそのような環境で育ててもらえた幸運な歯科医師の一人です。もしお口の中のことでお悩みのことがございましたら、口腔診断内科学教室、あるいは同教室出身の歯科医師が全力で対応致します。ぜひお問い合わせください。

かしま歯科 院長  加島 裕基

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