新棟記念講演会を開催しました

平成25年10月25日(金)ホテルオークラ札幌フォンティーヌにて、北海道大学病院歯科診療センター新棟竣工記念講演会「お口の悩み、解決します!」を開催いたしました。

講演時の様子

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講師紹介

ishikawa

「安全・安心なインプラント治療」

石川 誠 診療教授   (高次口腔医療センター 口腔インプラント治療部門)

    【略歴】

  • 1981年 北海道大学歯学部卒業
  • 1985年 北海道大学大学院歯学研究科修了(歯学博士)
  • 1985~1987年 マウントサイナイ研究所 研究員(カナダ・トロント)
  • 1988年 北海道大学歯学部 助手(第一口腔外科)
  • 2003年 北海道大学病院 講師(第一口腔外科)
  • 2006年 北海道大学病院 准教授(高次口腔医療センター)
  • 2008年~北海道大学病院 診療教授(高次口腔医療センター)
  • 【診療内容】

  • インプラント治療には、人工歯根を骨に埋め込む口腔外科治療、冠や取り外し義歯を装着する補綴治療、歯周病対策を行う保存治療など、多くの内容が含まれるため、それらの専門医によるチームアプローチによって治療を進める必要があります。当治療部門では、人工歯根の埋入手術から冠の装着までの一貫した治療を行うとともに、当治療部門が主催する「インプラントカンファランス」において、「診療科」や「治療グループ」の枠を越えた検討を行い、インプラント治療に関する総括的なマネジメントを行なっています。

 

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「入歯だってこんなにすごい!」

斎藤 正恭 診療教授 (義歯補綴科)

    【略歴】

  • 1980年 北海道大学歯学部卒業
  • 1980年 北海道大学歯学部助手
  • 1988年 北海道大学歯学部付属病院講師
  • 2001年 北海道大学歯学研究科講師
  • 2005年 北海道大学歯学研究科助教授
  • 2007年 北海道大学歯学研究科准教授
  • 2009年~北海道大学病院義歯補綴科診療教授
  • 【診療内容】

  • 歯を喪失した患者さんに部分入れ歯や総入れ歯での治療を中心に行っている診療科ですが,入れ歯を入れる前の残っている歯やインプラント埋入後の冠や義歯の治療,口蓋裂や腫瘍術後の補綴治療,審美性に関する治療なども行っております。また,全身的な状態や全顎的な治療を要する難症例に対しては他科と連携を図ることで安全で高度な医療をめざしております。

 

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「お口の渇き、気になりませんか?」

北川 善政 教授 (大学院歯学研究科口腔診断内科)

    【略歴】

  • 1983年 東京医科歯科大学歯学部卒業
  • 1988年 東京医科歯科大学大学院歯学研究科修了(第1口腔外科)
  • 1988年 東京医科歯科大学歯学部附属病院医員(第1口腔外科)
  • 1990年 浜松医科大学医学部附属病院歯科口腔外科 助手
  • 1993年 福井医科大学医学部附属病院歯科口腔外科 講師
  • 2001-2002年 米国ミシガン大学口腔顎顔面外科出張
  • 2004年~北海道大学大学院歯学研究科口腔診断内科 教授
  • 【診療内容】

  • 国立大学で日本初の口腔内科を標榜し、医科の関連各科と密接に協力して診療を進めています。
    診療の4つの大きな柱は、
    ①全身疾患と口腔病変との関連:口腔粘膜のウイルス性疾患や天疱瘡、類天疱瘡などの皮膚科的疾患、白血病などの血液疾患、シェーグレン症候群、ベーチェット病、歯科金属アレルギー、誤嚥性肺炎 予防のための摂食・嚥下リハビリテーションも積極的に治療を行っています。
    ②口腔内科学的疾患:口腔乾燥症、舌痛症を代表とする口腔心身症、味覚異常、口腔カンジダ症、口腔粘膜疾患、顎関節疾患、唾液腺疾患、口腔顎顔面痛など
    ③有病者の口腔疾患治療:高血圧、不整脈、脳梗塞、糖尿病などの基礎疾患を有する患者の全身状態を評価して安心して効率の良い歯科治療の提供を行っています。この一環として医科入院患者さんに対する往診による口腔ケアや、移植(造血肝細胞、肝・腎)や手術前の感染源の精査・治療を積極的に行っています。
    ④舌癌、歯肉癌などの口腔悪性腫瘍、顎骨骨髄炎、エナメル上皮種などの良性腫瘍、嚢胞、外傷、炎症、インプラントなども治療しています。

講演内容

各演者のプレゼンテーション資料をPDFといたしました。以下のリンクから確認いただけます。

 

石川 誠 診療教授による「安全・安心なインプラント治療」

 

斎藤 正恭 診療教授による「入歯だってこんなにすごい!」

 

北川 善政 教授による「お口の渇き、気になりませんか?」