「薬剤関連顎骨壊死の病態と管理: 顎骨壊死検討委員会ポジションペーパー2023」が公開されました。

https://www.jsoms.or.jp/medical/work/guideline/

今回の改定では、医歯薬連携の重要性が強調されています。
「骨粗鬆症の治療を継続して脆弱性骨折を防止し、同時に、MRONJ を予防するためには医師、歯科医師および薬剤師の連携が極めて重要である。」「医師会、歯科医師会、そして薬剤師会を加えた連絡会や、お互いの分野の治療内容を知るための研修会の開催が 有効であるとされている。研修会では医師、歯科医師、薬剤師の知識の共有と意見交換によって MRONJ の予防 対策のコンセンサスを得ることや、円滑な連携のための資料の作成が行われている 248)。医歯薬連携には看護師など多職種の関与も求められ、患者への説明ツールを作成しその説明を実施するのは医師のみでなく多職種で行う方がより効果的である。」

保存的治療法として、骨形成促進薬への切り替えが有効かどうかは、今後の研究課題だと思われます。

2023年07月05日