Journal of Oral Biosciences (JOB)誌は、口腔生物・医学領域の学際的な国際誌(IF:2.4)です。本誌の扱う学問領域には、う蝕学、頭蓋顔面生物学、歯科材料学、インプラント生物学、老化生物学、微生物学、免疫学、感染制御学、硬組織生物学、神経科学、がん生物学、歯周病学、歯髄生物学、唾液腺学、薬理学等が含まれます。
ニュース
渡辺陽久先生が、助教(薬理学教室)に就任しました。星(沼端)麻里絵先生、中西(木村)徳子先生が、学術研究員(薬理学教室)に就任しました。
星(沼端)麻里絵先生(歯科矯正学教室)、渡辺陽久先生(口腔診断内科学教室)、山根宏志先生(薬理学教室・社会人大学院生)が、学位(博士)を取得しました。
大隅典子先生のご講演がありました。「〈研究力〉に繋がる論文発表とセルフプロデュース」
飯村忠浩教授 分担執筆の「現代歯科薬理学 第7版」(医歯薬出版社)が発行されました。
27章 代謝性疾患治療薬
「骨代謝と骨粗鬆症治療薬」
「現代歯科薬理学」は、1979年8月に発刊された歯学部学生のための最もスタンダードな教科書です。最初の編集責任者は小椋秀亮先生(東京医科歯科大学教授)、小倉保己先生(東北大学教授)で、全国の歯科大学・歯学部の薬理学教育を担当する先生方によって分担執筆がなされました。序文では、岡田正弘先生(東京医科歯科大学第2代学長、日本学士院会員)による「Goodman-Gilmanに匹敵する教科書が生まれた」との記載がありました。岡田先生は硬組織の鉛描記法を開発され、その技術と考え方は現在の硬組織の基礎および臨床研究の礎となっています。第7版では、本学名誉教授の鈴木邦明先生(当教室の前身である細胞分子薬理学教室教授)が編集責任者(監修)をされ、さらなる名著として進化しています。令和5年版歯科医師国家試験基準および歯学教育モデル・コア・カリキュラム(令和4年度改訂版)に沿った内容となっています。「国試コラム」や「臨床コラム」など短くてためになるエッセイも散りばめられており、学部学生のみならず研究者や臨床医の読み物としても充実しています。お勧めの教科書です。