北海道大学 大学院歯学研究院
デンタルイノベーション部
Section for Dental Innovation

歯学研究院が展開するデンタルイノベーション構想とは

企業・北大双方がWIN・WINの関係性を目指していく事業

大学における現状の委託研究や共同研究では研究プロジェクトの一部について研究者個人を限定して実施しています。
そのため、大学側の研究者にはプロジェクト全体を見通したうえでのアドバイス・アイディアの提案が難しく、大学が有するシーズを有効に活用できない現状があります。

そこでデンタルイノベーション構想では、企業と大学の検討・合議のもと、材料からシーズへの発掘、基礎解析、そして歯科臨床応用まで一貫したプロジェクトとして実施を模索し、研究・開発の各ステージにおいて、最も適切な基礎研究者や歯科臨床医が選別・担当することで、迅速な社会実装につなげるとともに歯学研究の活性化を図ることを目的としています。

デンタルイノベーション部の特徴

北大歯学研究院デンタルイノベーション部には、
ここにしかないさまざまな特徴があります。

01 多様な研究者との交流

北海道大学 大学院歯学研究院は、3分野・21教室の研究領域を有し、歯学研究領域全般を網羅する約80名の研究者が日々研究・臨床活動を行っております。
これらの研究者は、デンタルイノベーションスペースと同じ建物内で研究活動を行っており、非常に近い距離感での交流が可能となります。

02 良好な研究環境

JR札幌駅及び札幌市地下鉄駅から徒歩圏内にある北大札幌キャンパスのほぼ中央に歯学研究院の建物は位置しています。
北大の他研究院・研究所や自治体等の研究施設へのアクセスも非常に良好であり、都会の中心部とは思えない自然の豊かさは、研究を行うにはこれ以上無い環境です。

03 研究施設・機材の提供

デンタルイノベーションでは、歯学研究院が保有管理する共用実験施設の実験機材の利用が可能です。
利用における条件はありますが、走査型電子顕微鏡、動物実験施設、バイオハザード実験室等を利用し研究を進めることが出来ます。
また、高い専門性を有する常駐の教職員による指導環境が確保されていますので安心して利用が可能です。

04 直ぐ近くにある臨床現場

臨床現場である北大病院には、5診療科を設けた歯科診療センターが併設され、専門性の高い診療を行っています。
そのため、デンタルイノベーションによる成果を臨床試験に遅滞なく移行する環境が揃っています。
また、北海道庁を始め官公庁の歯科医療行政や歯科医師会にも太いパイプを有していますので、フィールドワークや疫学研究の分野にも対応可能です。

05 研究に必要な教育の提供

デンタルイノベーションで研究を進める上で必要な専門的な事項について、ミニレクチャー等の機会を設け、最新の治療・研究状況についての教育を実施しております。

06 北大の有する研究シーズ

長年に渡る歯学研究により得られた、多くの研究成果や研究者間のコミニュケーションを生かし、企業側のニーズに対して、科学的により一歩進んだ提案を行うことが可能です。
また、大学の産学連携本部や他官公庁等の歯科行政機関等とのパイプもあり、様々な組織・機関と連携しています。
デンタルイノベーション部のスタッフには、研究資金の獲得、臨床試験や医薬品・医療機器等の開発業務に精通した研究者が常勤しています。
様々な方面から、企業の製品開発へのサポートが出来ます。

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担当:歯学研究院デンタルイノベーション部 吉岡

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