口腔機能学講座 口腔機能補綴学教室

Department of Oral Functional Prosthodontics Division of Oral Functional Science Graduate School of Dental Medicine Hokkaido University

学部教育

○総義歯補綴学

無歯顎患者の治療の基礎と臨床

○局部床義歯補綴学

大学院教育

1.全部床義歯補綴学

無歯顎患者の特徴を身体的・精神的側面から分析し、義歯を使った咀嚼機能回復を理解するとともに、義歯装着者の咀嚼機能、構音機能及び審美障害回復に関するテーマで講義を行う。また、咀嚼・構音・嚥下機能を定量的に解析する手法、および全部床義歯の応力解析の基礎、特に変位計測法についても学ぶ。


2.局部床義歯補綴学

部分的歯牙欠損を有する患者の残存組織、特に維持歯の保護のためには、機能力の口腔残存組織への分散を解析することが重要となる。この講義では、有限要素法のモデル作成法、接触界面のノード処理についての概念と、局部床義歯の構成要素と口腔残存組織を含んだ有限要素モデルの解析を学び、口腔内の応力解析に関する講義を行う。


3.顎運動解析学

顎運動は神経、筋、歯、及び神経系が協調しながら営まれている。したがって、顎運動を解析するためには、運動のみを解析するだけでは片手落ちである。咀嚼筋の解剖と生理を基礎とした顎運動を講義し、その後、ホール素子、マグネット、発光ダイオードを利用した3次元運動解析装置と6自由度運動解析装置の計測理論、および顎運動の解析手法について学ぶ。


4.咀嚼機能解析学

咀嚼と四肢の筋活動との関連、あるいは脳活動との関連についての研究を文献的に考察するとともに、近赤外線ドップラー、f-MRIなどの計測手法を利用した、咀嚼(噛みしめ、タッピング)時の脳活動の測定原理、測定手法を学ぶ。また、咀嚼機能を解析する手法には咀嚼能率、顎運動経路、EMG解析、軟組織運動経路などがあり、これらの基礎と応用を講義する。

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