教室紹介教育

教育理念

令和4年度改訂の歯学教育モデル・コア・カリキュラムは、2040年以降も見据え、多職種連携、超高齢社会への対応、臨床推論、患者安全、ICT/AIを含む情報リテラシーを重視しています。当教室では、この方針を踏まえ、学生・研修医・大学院生が以下を実践できることを目標に教育を設計します。

  • 患者・生活者を総合的にみる(身体・心理・社会背景/制度を含む)
  • 臨床推論に基づく診断と治療計画、患者安全の徹底
  • 医科歯科連携・多職種連携による口腔健康管理
  • データ・ICTを適切に扱い、学び続ける姿勢

高齢者歯科学(講義)

授業の目標

高齢者の口腔健康管理に必要な基礎的知識として、口腔と全身の老化、
さらに精神的・心理的側面や歯科医療、社会福祉などについて理解してもらうことを目標とする。

到達目標

  1. 老化に伴う口腔諸組織の構造と機能の変化を理解する。
  2. 高齢者の身体的、精神的および心理的特徴を理解する。
  3. 高齢者に特徴的な口腔疾患と全身疾患を理解する。
  4. 高齢者の歯科治療を理解する。
  5. 高齢者の栄養管理と口腔ケアを理解する。
  6. 高齢者の口腔機能向上と介護予防を理解する。
  7. 摂食・嚥下リハビリテーションを理解する。
  8. 高齢者に対する社会福祉と歯科医療体制を理解する。

授業計画

  1. 加齢と老化:
    1) 老化の生物学的基礎、2) 加齢の生理学、3) 口腔の形態と機能の加齢変化
  2. 高齢者における社会環境と社会老年学:
  3. 高齢者に多くみられる口腔疾患と全身疾患
    1) 口腔疾患と全身疾患の関連、2) 基礎疾患と歯科治療、3) 薬物療法の注意点
  4. 高齢者の栄養管理と口腔ケア
  5. 高齢者の歯科治療:
    1) 診査・診断・治療計画・インフォームドコンセント、2) 齲蝕・歯周病・歯の欠損、3) 要介護高齢者の歯科診療、4) 訪問診療と入院治療
  6. 高齢者の口腔機能向上と介護予防
  7. 高齢者の摂食・嚥下障害への対応(リハビリテーションも含む)
  8. 高齢者の歯科医療と福祉

高齢者歯科学臨床実習

授業の目標

高齢者の口腔健康管理に必要な基礎的知識として、口腔と全身の老化、
さらに精神的・心理的側面や歯科医療、社会福祉などについて理解してもらうことを目的とする。

到達目標

高齢者の口腔健康管理に必要な基礎的知識を理解し、
高齢者の基本的な診方を習得する。

授業計画

  1. 要介護高齢者に対する口腔ケアの理論と実際
  2. 介護保険制度と要介護認定の実際
  3. 高齢者の身体的・心理的側面の体験
  4. 高齢者の口腔機能とその評価
  5. 高齢者の摂食・嚥下障害とその評価およびリハビリテーション
  6. 介護療養型老人病院における歯科の役割
  7. 高齢者歯科医療における他職種連携
  8. 通所介護、入所介護の実際
  9. 高齢者症例における問題発見解決型学習

大学院教育担当科目

大学院教育では以下の授業科目を担当している。

  • 高齢者口腔健康管理学
  • 高齢者口腔保健学
  • 加齢歯科学
  • 高齢者口腔健康管理学研究I・II
  • 加齢歯科学研究I・II
  • 高齢者歯科学実習I-V