北海道大学大学院 歯学研究院 口腔機能学分野

冠橋義歯・インプラント再生補綴学教室

教授挨拶

教授 黒嶋伸一郎 Shinichiro Kuroshima

 令和6年4月1日より北海道大学大学院歯学研究院 口腔機能学分野 冠橋義歯補綴学教室の教授に就任いたしました.当教室は昭和42年に北海道大学歯学部の設立から4年後に開講された第二補綴学教室から発展し続けている歴史ある教室です.初代の故内山洋一先生(昭和46年~平成8年),2代目の大畑 昇先生(平成9年~平成25年),3代目の山口泰彦先生(平成26年~令和5年)に引き継がれ,現在に至ります.
 補綴歯科治療は歯科治療の要のひとつであり,近年では補綴歯科治療と極めて親和性の高いCAD/CAMやCAD/付加造形などを中心としたデジタルテクノロジーの発展に加え,トップクラスのデンタルバイオロジ-研究が遂行され実績を上げるようになっています.さらに本邦では,補綴歯科治療のもうひとつの要である顎機能障害の基礎的・臨床的研究も積極的に行われています.
 そのような中で当教室では,難治性疾患に対する病態形成機構解明・治療法開発研究,新規バイオマテリアル開発研究およびデンタルインプラント周囲硬軟組織研究を含めたデンタルバイオロジ-,CADと3Dプリント技術(付加造形)を中心としたデジタルテクノロジー,ならびに,ブラキシズムと顎関節症を含む顎機能障害や睡眠時無呼吸症候群に対する臨床研究を実践して業績を継続的に収めています.個人的な意見ですが,研究は研究のために行うのではなく,実臨床へと還元できる基礎研究や臨床研究を展開することが極めて重要だと考えています.当教室では,デンタルバイオロジ-,デジタルテクノロジー,顎機能障害の研究を行う教室員が多く所属して日々研鑽を積んでいますので,たくさんの教室員と協力しながら,臨床還元型基礎・臨床研究を多く展開していきたいと思います.さらに,令和5年には,一般社団法人日本歯科専門医機構により広告可能な専門医として補綴歯科専門医が受理されましたので,これからは国民の期待に応えるべく,当教室も臨床・研究・教育・地域貢献に対して,確実に歩みを進めていきたいと思います.