教室沿革

<初代 中根 文雄 教授 1968年~1991年>

 1967年6月に北海道大学歯学部が開設されました。その翌年4月に系統解剖学と口腔解剖学の講義・実習を担当する講座として口腔解剖学第一講座が設置され、北海道大学医学部解剖学第一講座助教授であった中根文雄(北海道大学医学部卒)が初代教授に就任しました。中根教授は1991年3月に停年退官されるまで、23年間の長きに亘って教育・研究・講座の運営に尽力し、現在にいたる当教室の基礎を築きました。

教員人事 

 大泰司紀之(講師、助教授)、畑礼子(助手、医学部解剖学第一講座に異動)、小田島美紀代(助手)、前川光司(助手、農林水産省中央水産研究所に転出)

<二代 吉田 重光 教授 1991年~2007年>

 1991年10月に中根教授の後任として新潟大学歯学部口腔解剖学第二講座助教授の吉田重光(新潟大学歯学部卒)が第二代教授に就任しました。吉田教授は2007年3月に退職されるまで15年間の長きに亘って教育・研究・講座の運営に尽力し、特に研究においては多くの人材を育成、輩出しました。なお、2000年4月に北海道大学歯学部・歯学研究科は大学院重点化に伴い改組され、口腔解剖学第一講座は大学院歯学研究科口腔機能学分野における「口腔機能解剖学教室」と名称を変更しました。

教員人事 

 大泰司紀之(助教授、獣医学研究科教授に昇任)、鈴木正嗣(助手、講師、助教授、獣医学研究科助教授に異動)、沢禎彦(助手、助教授、福岡歯科大学機能構造学分野教授に転出)、土門卓文(助教授)、小田島美紀代(助手、退職)、坂口究(助手、歯科補綴学第一講座助手に異動)、井上貴一朗(助手)、山岡雄司(助手、退職)

<三代 土門 卓文 教授 2008年~2019年 >

 2008年11月に吉田教授の後任として准教授土門卓文(北海道大学歯学部卒)が教授に昇任し、教室の研究は破骨細胞に関する研究が中心となりました。同年、本研究院硬組織発生生物学教室助教 髙橋茂(北海道大学歯学部卒)が准教授として加わり、唾液腺に関する研究も始まりました。2015年に森田航(京都大学大学院理学研究科自然人類学教室出身)が助教となり、歯の人類学に関する研究を行いました。

教員人事 

 高橋茂(准教授)、井上貴一朗(助教、退職)、森田航(助教、国立科学博物館人類研究部研究員に転出)

<四代 山本 恒之 教授 2021年~ >

 2021年4月に土門教授の後任として本研究院硬組織発生生物学教室准教授 山本恒之(新潟大学歯学部卒)が第四代教授に就任しました。 2022年4月には口腔診断内科学教室出身の今待賢治(北海道大学歯学部卒)が助教として加わり、暫くぶりに三人体制が整いました。教育面では実習歯牙標本の充実、及び解剖実習書の修正などを図り、研究面では歯周組織の構造と発生を教室の柱となる研究に加えました。また解剖実習用のご遺体の管理(献体管理)のマニュアルを見直し一層の管理の厳格化に取り組んでいます。

教員

 高橋茂(准教授)、今待賢治(助教)